5月5日

朝起きて、朝食をとるために一階へ。
バイキング形式をまぐまぐ食べていると、フランサが降りてきてご朝食。
腰にいっぱいじゃらじゃら下げて、若者ちっくな格好でした(意味不明)
その後、プラセンテも降りてきて朝食を。カジュアルな大学生チック。

なんだかまだ頭が重いなぁと思っていたのですが、朝食後急にお腹が痛くなって
やばいことに…チェックアウトは12時だったのでしばらく休むことに。
なんだか、Leverkusenでついてないなぁ、私…

10時から軽い練習だろうとふんでいたので、少し休んでとりあえず練習場へ向かうと
スタメン組の皆様は、ランニングへお出かけ。途中出場組を含むほかのメンバーは
ピッチにて練習。そこでまたお腹がごろごろしてきたので、ホテルへもどったり練習場で練習をみたり
ふらふらとしておりました。プロイスいないし…
そうこうするうちにスタメン組はご帰還。声をかけているファンもいました。
にしても、LEVの選手ってビジネスライクというかなんというか…
車屋とかベンツでにこにこゆるゆる選手サン達に甘やかされているせいかちょっと…な気分。
シュナイダーとか、なんなようか?って感じで見てくれるんだけどスルーしてしまった。ごめんなさい。

本当に何度となくホテルと練習場入り口をうろうろする私…
そこへコーラー前U21監督が…
ピタピタのTシャツに丸いサングラス…めちゃニコニコしながらTVのインタビューに答えるコーラー氏。
キャラ変わったのん???
TVクルー以外誰も声をかけなかったので「すいませ〜ん」と声をかけサインを貰う。

で、どぉしても聞きたいことがあったの!!
勇気をだして「すいません、聞きたいことがあるんですけど今いいですか?」
と聞くと立ち止まってくれて「いいよ、何?」とにっこり。
で、勇気を出してした会話要約が以下のとおり…

「Zepekってレバークーゼンにこの夏戻ってくるんですか?」
「…はぁ?」

「あの、Michael Zepekです。アーレンの。このチームに戻ってくるんですか?」
「あ〜Michael〜いや戻ってくるのは来年の夏だよ」

「じゃぁアーレンに残るんですね?例えアーレンがレギオナルに落ちても?」
「うん、そういう契約だからねぇ…。Michael好きなの?」

「うん。コーラーズ・ボーイズ(U21がそう呼ばれていたの)好きだったの。
監督やめちゃって残念です。」
「………(爆笑)ねぇ、君ってもしかしてアーヘンに来てた子じゃないの?アジア人の2人組!!」

「…そうですけど…」
「(くっくっく)あ〜そう〜。Michael好きなの?いい選手だよねぇ。でも契約だから…来年の夏だね」
「そうですか、ありがとう〜。さよなら〜」

・・・・・・・・・コーラーさん笑いすぎです。恥ずかしかったよ、本気で。
でも、戻らないって聞いて正直ほっだった…
にしてもそんなにインパクト強かったのね…見られまくってたからな、アーヘンで…

さて、プロイスもいないしマインツへ向かうか…と思い、もう少し待っているとヌビルが室内練習から
帰るところ。日本人の女の子が写真を撮りたそうだったのでシャッター押してさしあげました。
熱心なヌビルファンさんだそうです。いい機会だったので練習見学を切り上げ、SHOPで頼まれ物
を購入。荷物をつめていったんフロントへ預け、最後にもう一度練習場へ。

ノヴォトニーとブットが自転車でしゃーっとどこかへお出かけに。
車もほとんど無くて、ちょっとタイミングを逃した感じ。
そこへハンノさんが、のほほ〜んとやってきました。一人ファンの人が駐車場の中でサインを貰ってたけど
中に入るのはさすがにまずかろう…ということで、車が出入するゲートのところで待っていて
こっちを向いた時にぴょんぴょんっと飛び跳ねると(何故)こちらへ来てくれました。

サインを貰いながら
「昨日の試合ゴールおめでとう。今まで見たあなたの試合の中で一番マシだったよ〜」
と声をかけた。

「……マシってさ、それって褒めてるの?」って。ぐふ、よくニュアンスを汲んでくれたね。
「うん、まぁね。でもさ、Bremen残念だったね。せっかく行ったのに出られなくて」
「あぁ〜でもね、その前日は出たんだよ。」
「知ってる、Wilhelmshavenで前半だけでしょ。見に行ったもん」
「……(驚)そうなの?あ、他の試合は得点しなかったけど、昨日は決めたからマシなんだね」
(勝手に結論つけるハンノさん。違います)
「ちょっと違う。でもまぁ、良かったんだしいいじゃん。」
「う〜ん。判った。褒めてるんだからいっか。」
「そうそう友達がすごくファンだから写真撮らせて」
「…友達がファンってことはさ、君はファンじゃないんだね」
(揚げ足とるなよ)
「…まぁそんなところ(笑)」
「そうなんだ〜はっはっは(爆笑)」
…ハンノさん、天然?

車は反対側に止めていたのに、こっちの出口から出て窓を開けてひらひらと手を振りながらお帰りになった
ハンノさん…ごめんね、意地悪言ってさ。でもいちいち反応してくれてありがとう。いい奴だね、あんた。


ホテルにてタクシーを待つ間、フランサが誰かのお迎えを待っていました。
リントナーホテルに住んでるのかな?

駅から今回はSバーンにてケルンへ出て、そこからICでマインツへ…
ちなみにマインツへ着いたら頭痛も腹痛もすっか〜り治りました。
恐るべし…Leverkusen…


Mainzへ到着し、まずは駅前のホテルへチェックイン。
軽装になって、街中のSHOPへ。
チケットのことを聞くと案の定売り切れ。とにかくスタジアムへ行ってみてとのこと。
とりあえずCDとぬいぐるみキーホルダーをGETし、お店を後に。
試合開始は8時半…どうせ早めに行ったとしても6時半。
前から行ってみたかった聖シュテファン教会@シャガールのステンドグラスが有名へ。
ステンドグラスを通して差し込む青い光がすごく幻想的で素敵な教会です。
その周辺の建物もいくつか回り、駅前へ戻るとかなりの数のサポさん達が。
フランクフルトも近いので両チームファンがてんこもり。

バスでスタジアムまで行くと、すでにかなりの盛り上がり。
やっぱりスタジアムでも当日券は無くて、しょうがないからテレビで見よう
かなぁ〜とうろうろしていると、到着初日に見ていた練習で会ったおばちゃま達と再会。
「チケットは取ったの?」と聞かれて「当日券は無いみたいだからテレビで応援するね」
と言うと「だから言ったでしょ、この子は。今日は大事なダービーなの。当日券なんてあるわけないでしょ」
と一言ばっさり。「ちょっとここで待ってなさい。いい?ヘンな人にチケットあるとか言われても絶対に買ったら駄目」
と言われて入り口付近でちょっと待つことに。
マインツファン、VORONINTHURKのマーキングしてる人がたくさん。
一人だけ7・AUERを見つけて思わず抱きついちゃおうかと思いました(汗)
しばらくぼぉっとしていると「チケット???」とおじさんが近づいて来たので「ナイン」と
断る。次々声をかけるおっちゃん。でもなかなか買ってもらえない。高いのかな?


もうしばらく待っていたら、おばちゃんが戻ってきてシーズンチケット保持者で来られない人がいるから
その人のを譲ってくれると…まぢっすか?
「ゴール裏で見難いけど、文句を言ったら駄目よ。参加することに意義があるのよ」って。
結局プラスティックのカードのような物にぱちんと穴を開けるタイプのチケットを
保持者のご家族が持ってきてくださってそれで入場することに。立見席分の8ユーロを払いました。
本当はいいって言われたんだけどさすがにただは不味いだろう…と。で、ほぼ定価の8ユーロ。
なんか本当に縁って不思議…ボディチェックを受け中に入るともう試合開始直前。
スタンドは超大盛り上がり中。他のお仲間さんに紹介してくれるおばちゃん。
「誰が好きなの?」との問いに「ベンヤミン・アウアー」って答えると皆総じて愕き顔…うわぁん〜
「今日はスタメンじゃないけど、出るといいねぇ」って慰めてもらいました…ぐすん


ゴール裏って本当に見づらいです。特に盛り上がりファンの中では…
だからゲーム展開なんてわからないに等しいんだけど、すっごく楽しかった。
でも、前半は押されてる感じだったけどね(汗)
後半開始前のUPでアウアーつんが張り切っていたのでもしかして出る???
と思ったら案の定、登場〜。皆「良かったねぇ〜」って言ってくれて見やすいように
どいてくれたり…
取りつとられつ…でこのままドローかと思った時、アウアーつんがポストに当たって跳ね返った
ボールにどんぴしゃで逆転ゴール!!
その時のスタンドの盛り上がりようったら!!すごいものでした。
おばちゃん、私に抱きついて「やったね、やったね!!」って。
「ただいまのゴールは〜ベンヤミン〜」「アウアー!!」って皆で叫べて本当に嬉しかった。
で、そのまま試合終了。
アウアーつん、みんなでゴール裏のスタンドに来て最後まで何度も何度も手を振ってました。
嬉しかったんだろうなぁ〜私も嬉しかったよ、本当に。
試合終わってから、お仲間さん達が「ベニーは日本からファンが来たから頑張ったんだね」
って言ってくれて、ちょっと嬉しかった。てへへ

駅前でサポさんたちとちょっとお食事をして、日本のJの話とか他のリーグの話とか楽しかったな〜。
別れる時、「またいつかマインツの試合見に来てね」って言ってくれて昇格すれば日本でも見られるからって笑って。
マインツの人たちいい人ばっかりでお世話になりました。E-Mailないから手紙頂戴って(笑)

ホテルへ戻って、テレビでニュース見ながらアウアーつんのゴールを何度も何度も見ました。
自分があそこにいたんだなぁ〜ってしみじみ…
前日の嫌ぁな気分・体調不良はどこへやら〜でどっぷしと眠りに落ちたのでした。

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