シュツットガルト→ウルム→ミュンヘン
朝、たっぷりの朝食で戦闘体制を整えホテルをチェックアウト。フロントの若者が「今度さ〜彼女と日本に旅行に行こうって話してるんだけど、高いよね?」と唐突に聞いてきた。「行く場所にもよるんじゃない?まぁどこでも全般的に高いけどね」と答えると「彼女は相撲が見たいって言ってるんだけど面白い?日本ではこっちでいうサッカーみたいに若者に人気あるの?」と…いや…観に行った事ないんですけど…彼はイロイロ聞きたそうだったんですが既に列車の時間が迫っていたので「続きは帰ってきてから〜。荷物預かっててね、明日帰ってくるし」と言い残して走り去る私。すまん!!だって急いでたんだもん。朝テレビでBUNDESLIGAクラシックってのをやっていてそれがFCB特集で若いディディやツィーゲやマテウス、クリンシに見入っちゃったのよ。アウゲがコーチだったり、カイザーもいたし。ついでにバーバーパパも見ちゃったの(をい)

シュツットガルトからウルムまでは列車で1時間半ほど。お目当てのICEに乗り込み、席を探していたらぽんと肩を叩かれた。振り向くと昨日の男の子。やっぱりFCB戦を観に行く事にしたらしい。取りあえずはウルムまでお喋り。大学の事とか就職の事、サッカーの事などなど。本人がずっとサッカーをしていたとの事で、前日のアマの試合の話とか日本代表やU23代表の話など面白かったです。実際やっている人の話はやっぱり面白い。イロイロな視点があるんだなぁと。プレミアも好きという彼に"絶対に一度はイングランドで試合を観るべき!!"と力説されました。ピッチがものすごく近いし、応援の雰囲気とか試合後の雰囲気とかやっぱりサッカーの母国なんだそうです。いつか…いつかね…(いつだよ)
シュツットガルトではクラニーさんが好きという彼に、練習後のクラニーエピソードを聞いてびっくり。すっごく親切だったらしい。一緒に練習を観たおっちゃんたちもすごく親切だったみたいで「いい旅行の思い出ができた〜」と喜んでいました。明日の1860戦も頑張ってくれるといいねぇと話していたんですが…。ウルムに着いたので「じゃぁFCB戦楽しもうね〜」とミュンヘン観光をするという彼とお別れ。ウルムには興味を持たなかったようです(笑)
ウルムの駅を出て、まずはインフォメを探すと→は地下へ。もぐったら、すぐ上へ。単に道路横断用って感じで(笑)そのまま歩行者天国をずずずいっとまっすぐ進むと大聖堂が見えてきます。ここウルムの大聖堂は世界で1番高いゴシック様式の聖堂として知られているのですが…"大きさ"という点ではケルンの方が大きいイメージでした。たぶんケルンは両端にも尖塔があるから。それに比べるとこっちの聖堂はすっきりした感じ。768段という心臓破りの階段を上ると…綺麗らしいんですが、パスさせていただきました(--;)ちなみに、聖堂の脇にある市庁舎も必見です。時計とフラスコ画が素晴らしいのでございます。前の広場では、ちょうど市場が立っていて、はちみつやらチーズやら野菜果物やらおいしそうでした。イチゴ買っちゃったもんね。洗って食べるんだ〜♪
また聖堂のまん前にぽつんと建つ真っ白で現代アートチックな建物。これがツーリストインフォメーションなんですが…これ自体は格好いいんだろうけど、どうも聖堂とそぐわない気がしましたです。一個だけ浮いてる感じで。その中でアインシュタイン生誕125周年のイベントについて伺いました。ウルムの大聖堂が見たかったのもあったけど、途中下車までしようと思ったのはこれがあったから。でも結局イロイロな催しはすべてドイツ語との事であきらめ…記念のレリーフの場所を教えてもらい、観に行きました。で、なんでマックのまん前なんでしょうか?しかも小さいものだから、通り過ぎちゃったじゃないのよ。記念とはいえパンパンと手を打って拝むものでもナシ…写真だけ撮って失礼しました。夏にはコンサートとかもあるらしいんですけど、今の時点ではちょっとがっかり。生家も第2次世界大戦で焼けてしまったとかで残っている訳でもないしね。ちなみに私は物理が好きなわけでも、相対性理論に興味があるわけでもなくなんとなく小さい頃からイロイロ聞いたりしていて単にアインシュタインに親しんでいたからってだけです。実際中学生の時、相対性理論の本を読もうと思って手にとって早々に挫折しましたから。ということで周りの物理ふぇちという物好きな方々にお土産として絵葉書を買いました。予定より少し早いけど、ミュンヘンへ…と思ったら列車が時刻より20分も遅れやがった…ホームでロシュトックサポのお兄ちゃんが怒ってましたぜ。
思いのほか早く着いたミュンヘンで…まずはホテルにチェックイン。早かったけど入れてくれました。ナゼかドイツだけどITALIAってホテル(笑)そしてウルムで買ったイチゴを食べながら時間つぶしの為にマリエンプラッツにあるFCBショップへ。HBF下のSHOPは行った事があったのですが、そちらは行った事が無かったし1860SHOPが隣にあると聞いたので。マリエンプラッツまでの道はさすがに休日という事もあって賑わっていました。オープンカフェ状態でビールをかっ食らうFCBサポ&Rostockサポ。喧嘩はしてませんでしたよ。ジェラートを売っている屋台などをちら見しながら歩いていたら、朝列車で別れた子にばったり。結局一緒にSHOPへ行き、その後お昼をしようということになってホーフブロイハウスへ行きたいという彼のリクエスト採用。名所とは聞いていたけれど、一人では行けないじゃないですか。ビアホールだし。あそこ、相席なんですね。開いている所に座って、ウェイターさんを待つスタイル。んで、座った席はロシュトックさぽの前(笑)体中ロシュトックのシャールやらグッズを身に着けたお方。少ししたら「俺達はもう行くよ〜。じゃ〜ね〜」と握手をして去っていきました。二人ともFCB物は身につけていなかったからダイジョウブ(何が)その後、観光中のドイツ人おばあちゃんと娘さんとお孫さんが。白ソーセージをはじめて試すお連れに「こうやって食べるのよ〜、おいしいでしょ」と食べ方を指南してくださったり、1リットルのジョッキを軽々持ち上げて(私たちは500mlのグラス)乾杯を促すおばあちゃんに楽しませていただきました。じ つ は…初めてドイツでビールをまともに飲んだのですが(父のをちょっぴりもらうとかしかなかったので)すっごい飲みやすいんですね〜。くぴくぴいけちゃいました。これが大きな間違いだったんですけど。盛り上がって、すっかり試合に遅刻しましたの。バックスタンドの上の方の席を当日券で買い求め、二人でくっちゃべりながら観ていたのですが…天気は良くて暖かいし、お酒は廻って眠かったのなんの。入ったのは試合開始5分経ってないくらいでしたが、ピッチを観てあらびっくり。ラウちゃんスタメンだし。それでも眠気は覚めなかったんですが…「せっかくミュンヘンまで来たんだし、面白い試合をしてくれるといいっすよね〜」と言う彼でしたが…私はラウちゃんの動きが気になって気になって気になって…
相変わらず守りは堅くないけど動きは硬いし、ゼとの連携が出来てないから"唯一の"特徴である上がりの早さも活かせてないし…。まぁ悪かったのは彼だけじゃないんですけどね…ブラッツォがね〜駄目だったんですよ。一緒に見ていた子も「サリハミジッチでは役不足って感じですね〜。」とぼやいてましたし。いやノリノリのときの彼はすごいんですが。それよりも、MAXの動きって怖いよねぇ…と話していたら案の定決められるし。何が怖いってポジショニングが怖い。あとそこから打つか〜とかそんな体勢からか〜?というところから打って、入らね〜だろう…ってのを入れてしまう。そんなMAXにもうドキドキ。1点目のFCB的に失点だったMAXのゴールはくフォーが完全に裏取られてたんですよねぇ。ちなみに2点間の失点もまったく同じミスから…。その時点でやれやれ、最近のFCBは…と言う感じでしたが、3点目は結局ゴール前がごちゃごちゃしててDFの受け渡しというか連携がうまく行かないまま決められて逆転されたし。まぁマカーイが決めて同点だったから良かったですけどね。去年もどうかな?と思ってはいましたけど、マカーイ入って本当に変わりましたね。たった一人でここまでチームが変わるというのもすごいかも。はっきり言ってつまらなかったです、ハイ。ロシュトックが途中からP.マドセンやプラセネガーといった元車屋選手を入れてくれたのが嬉しかったです、ハイ。あ、ラウちゃも元車屋じゃん(投げやり)
試合が終わって「なんだかすっきりしないねぇ〜」と二人でぶつぶつ言いながらHBFへ。どっかへ飲みに行く!!という彼と別れてホテルへ帰りました。なんだかどっぷし疲れたんだもの。久々ラウちゃのスタメンフルなんて心臓に悪いもの見たから?(殴)それにしても、あれじゃぁ代表復帰は程遠いなぁ…ととほほな気分でした。HBFでちょこっと食べ物を仕入れてホテルにてテレビを観ながら、もしかしたら観に行っていたかもしれない薬屋×車屋で車屋がころりんと負けたのを知って、どっちもどっちだったのね、と次の日のおベンツ戦に望みをつないだのでした。
そういえば、初めてヌテラの宣伝若者ドイツ代表バージョンを見たのでし。出演はクラニー、ラウト、ヒンケル、アルネ。朝食の席であるねちゃんがヌテラを食べながら昔を思い出してるんですけど、そこに3人がなにやってんの?と突っ込んでる…のかな?たぶん(をい)
ぽっちりラウちゃなぞ
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